なぜ増えない!?電力自由化がコケた理由 〜3.総括編〜

      2016/08/09

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どうもmorunです。

メリットWebマーケティング社での電力自由化のお話いかがでしたでしょうか。

なぜ増えない!?電力自由化がコケた理由 〜1.課題編〜

なぜ増えない!?電力自由化がコケた理由 〜2.解決編〜

彼らが言っていたように、今回の電力自由化は今の広告プロモーションの課題点が浮き彫りとなった形ではないでしょうか。そんな課題や底辺にあるネット動向について解説します。

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スマホで乗り換え慣れてるのに電力は無視

4月1日時点での既存となる電力会社は大々的なプロモーションを行っておらず、新規参入にとっては願ってもない環境だったにもかかわらず乗り換え率はたった4.4%

課題としては顧客と企業の繋がりが希薄になっているのではないでしょうか。ウェブプロモーションの普及が始まった2000年以降、企業広告はネットのリード獲得へとシフトしていきます。

その中で、紙媒体中心だった既存顧客へのCRM予算が削られ結果的に企業と顧客の関係性が希薄化していきました。その最たるものが携帯キャリアのリード獲得施策中心で、2年ごとに乗り換えばかり行うユーザー層を生み出したのだと推察します。

なぜ電力自由化はなぜ失敗したの?

そんな顧客が乗り換え慣れしたトレンドの中で、なぜ電力自由化がコケたのか?

底辺にあるのは顧客のリテラシー向上

これに尽きます。

メリットである割引料金を正確に比較したり、キャンペーンの特典価値を精査したりと広告担当者の努力をあざ笑うかのように吟味されています。

従来通りのインセンやキャッシュバックで顧客を振り向かせるのは難しくなってしまっているのです。特にインフラや高単価商品においては、商品やサービスの本質を見極められています。

この世の中で成功している商品とは

今、商品やサービスで高い評価を得ているの企業を見てみましょう。

家電メーカーでみるとトースターで一躍、話題となったバルミューダ。女子視点でデザイン性に魅力をもたせたUPQ

こちらはユーザーに対して共感や感動といった体験を届けています。

今までで軽視されていた顧客側の発信が、SNSによって価値が高まったのです。商品購入を検討されている人にとってユーザーの体験情報は確実に価値のあるものへと変わったのです。

顧客が望むのは所有から体験

団塊の世代と第二次ベビーブームなどの人口増加の状態では需要が供給を上回ってしまうため競争率が高くなり所有することに価値を感じます。

しかし、人口減少となると所有ではなく質を求める体験へとニーズが変化します。

ウェブ広告の進化で広告主はリード獲得へ意識が高まっているのに対して、顧客は質を求めているわけですね。

ブランディングでなくエクスペリエンス

もう一つ大きく変わったのは個人発信力。SNSの登場によって発信力を持つようになったことです。そこで効果を発揮するのが「顧客体験」です。

製品・サービスでの体験はfacebookやtwitterで投稿され共感・拡散されるわけです。

では電力自由化においての体験とは

この大ゴケを巻き返すには、小虎さんが語ったように短期間では難しいことと推察します。「思ったほどトクしない」マインドを変えるには、既存客に対して「放っておくと損する」という訴求を行い、利用者の声をネットにコンテンツとして投下していくしかありません。

いわばリード獲得でなく啓蒙的なアプローチです。

複雑化してしまったサービスと比較しづらい課題を、顧客体験談として発信し企業への信頼性でカバーするしかないのではないかと考えます。(もしくは思い切った割引競争を始めるかですね)

電力自由化プロモーションのまとめ

今の環境をまとめるとこう言った状況になります。

・企業と顧客の繋がりの軽薄化

・ユーザーリテラシーの向上

・ユーザーは所有ではなく体験に興味がある

・啓蒙的な活動が必要

結局のところ手堅く地味な広告施策が必要となっているのではないでしょうか。いわばネット広告においてレッドオーシャンがなくなった状態だと思います。

そして、今のアドテクノロジーをもってしても効果につなげられないんですね。昔の商人が言った「商売は物を売る前に信頼を売れ」の言葉。ここに答えがあるのではないでしょうか。

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