したたか過ぎる任天堂の戦略|ミニファミコン発売4つのメリット

      2016/10/06

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こんにちはmorunです。

9月30日に発表された任天堂ミニファミコンの発売。

ファミコン世代と呼ばれる30代後半以上の男性を中心に瞬く間にSNSで話題となりました。

若い世代のメディアではPS4proの発売日を合わせていることから「ソニーへの嫌がらせ」とネガティブな投稿が行われています。本当に単なる嫌がらせなのか?

そこで今回は、俯瞰的に見て任天堂がミニファミコンを発売するメリットについてまとめます。

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ファミコンミニの概要

  • ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター(コントローラー付)
  • ハイスピードHDMIケーブル
  • USBケーブル(電源供給用)
  • 5,980円(税別)
  • 収録タイトル30本

離脱ユーザーの繫ぎ止め

今年に入り大規模なゲームカンファレンスではSONYのPS4やVRなど最新機器が注目を集めていました。

発表されたミニファミコンの発売までにSONYは9月15日のPS4の価格変更(39,800円→29,800円)、同日となる11月10日のPSpro発売と立て続けにハードを発売します。

対して任天堂は2017年発売予定の時期ハードNXの情報は10月3日現在でも発表はありません。

遅れていると噂されるNXハードの認知度・存在感を維持するためには今回のミニファミコンの発売は最適だったのです。

ここでユーザーにお金を使われてはNX購入費用がなくなることを恐れたのだと考えます。

低コストでインパクトが強い

ハードもファミコンならではの電源ボタンとリセット、コントローラーも2つしっかりついています。

収録ソフト30本すべて過去作品。当然ながらソフト開発の必要とせず、ライセンスのみで発売できるためこの価格が実現できたのです。

NXへの意識付け

手頃な価格の任天堂ハードを購入させることで任天堂ブランドへのロイヤリティが高まりNXへの購入を検討する方が増えると考えます。

身近に任天堂ソフトをNX発売前に体験させることは、いわば低価格なお試し商品プロモーション(2ステップ)に近い手法なのです。

ゲーム離脱層の取り込み

ミニファミコンで任天堂ソフトを楽しむことで、離脱してしまったゲームユーザーに対して振り返らせることができます。

ファミコン世代は30代後半~50歳にあたります。この層は可処分所得が増え始めた世代であり、離脱してしまった人達へお手頃価格で懐かしいゲームソフトとハードを購入させることでNXへの意識付けができるのです。

まとめ

  • ユーザーの繫ぎ止め
  • 低コストかつ高インパクト
  • NXへの意識付け
  • ゲーム離脱層の取り込み

SNSではPS4への嫌がらせと騒がれていますが、マーケティング視点では非常に効果的な手法だと言えます。

ただしPS4ユーザーとなるディープなゲーマーがターゲットでなく、ファミコン世代でゲームをしなくなった大人に向けられています。そして予約開始翌日にはAmazonで完売している状況です。

嫌がらせだけでなく、ニーズがあったからこそ完売。任天堂の経営陣の思惑通りだったと言えるでしょう。これは任天堂自信が自分たちの強みをよく理解した施策だったから成功へと結びついたのです。

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