電通と博報堂がラジオ市場で凌ぎを削る!Radiko対ラジオクラウド

   

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こんにちは、管理人のmorunです。

2016年広告費の結果から前年から102.5%と増加したラジオ広告費。(引用:電通ニュースリリースより)

雑誌広告費が91.0%、新聞広告費が95.6%と旧メディアが落ち込む中、かなり善戦。オリンピックという大きなイベントがあったテレビ広告費が101.7%であることを考えても大健闘と言えます。

この背景にはラジオ業界での電通・博報堂の取り組みや課題について解説します。

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ラジオ広告費はかつての45%減!

ではラジオ業界の広告費の30年間を見てみると、微減を続けておりました。(引用:総務省より)

ラジオ広告費推移

ラジオ広告費はバ1997年の2,247億円あった市場規模も今や、1,258億円と全盛期の55%まで落ち込んでいます。

しかし、この数年は減少も緩やかになり、2016年に増加。ポッドキャストやクラウド配信といった改革が進んできたのだと考えられます。

電通のRadiko、博報堂のラジオクラウド

先行したRadikoは2007年に電通と在阪ラジオ局が立ち上げたIPラジオ研究協議会が母体。その後、在京ラジオ局が加わり2010年にスマホアプリサービスを始め、同年12月に株式会社化。その後、コンテンツを配信する地方局を加えながらユーザー数を伸ばしてきました。

そして2016年10月に有料サービスを開始。地域や時間に縛られずに好きな時にネットでラジオを聴くことができるようになったのです。

対する「ラジオクラウド」は博報堂メディアパートナーズが開始したサービス。どちらかというとPodcast配信を元に課題であった広告や運用費用などの課題を解決するプラットフォームとして構築されています。

Radikoとラジオクラウドの違いを簡単にいうと

Radikoは従来のラジオ放送の延長線にあり車や移動時間に聞いていた方に親しみ安い聴取方法でした。地域縛りや時間縛りなどの制限があり、オンタイムで聴くスタイル。

簡単にイメージするなら、トラックの運転手さんや外回りの営業さんでラジオ圏外で非常に重宝されてきたサービス。

対してラジオクラウドはネットコンテンツとしての発想で、先に述べましたようにPodcastの延長線で生まれたサービス。時間に聴けない、または自分の都合に合わせた自由なスタイルで楽しめます。

こちらのイメージは電車通勤のサラリーマンや深夜放送を後から聞く方に利用されてきたサービスです。コンテンツのダウンロードも可能でオフライン時にも聴くことができます。

ネットラジオという意味では似ているようで、実は両サービスのすみわけはできているのです。

肝心のマネタイズ戦略 とサービス比較

Radikoは無料ユーザーにはラジオ電波と同じ本放送に入っている広告とアプリやサイトに掲載される広告。そこにタイムフリー再生が使える有料サービスの収入の2軸です。

ラジオクラウドは2017年4月段階ではコンテンツ再生前に配信される広告収入のみとなっています。

Radikoのメリット

  • 生放送を聞くことができる
  • コンテンツ数が多い

Radikoのデメリット

  • タイムフリー再生が有料
  • エリア外が有料
  • オフラインで聞くことができない

ラジオクラウドのメリット

  • 好きな時間に過去放送を聴ける
  • 全てのサービスが無料
  • ダウンロード可能でオフラインで聞ける

ラジオクラウドのデメリット

  • コンテンツ(放送局)が少ない
  • コンテンツ再生前に広告が入る

ラジオ市場の2つの課題

2つのサービスが展開するのはラジオ市場として経済的にも意味がありますが、課題はマネタイズです。音声データであるため、一般のウェブデータと比較して重くサーバー管理費がかさみ長期的に継続できる収益性が必要となります。

もう一つの課題は独自性で「ネットラジオじゃなければ楽しめないコンテンツがない」ことです。

言い方が悪くなりますが、流用コンテンツで二次利用で小銭を稼ぐといった状況なんですね。

次に両サービスの統合です。競争原理が働くのは良いことですが、結局はキラーコンテンツ不足の状態であるため、利用者を多く集めて広告収入を最大化させる方が利益が高まります。

(配信料が多い方が媒体価値が高まるって意味です)

ネットラジオのキラーコンテンツのヒントはホリエモンだ!と思う

メルマガや有料サロンと手堅く収益化されている堀江貴文さんのような、広告主に依存しない言いたい放題のラジオコンテンツが必要だと考えます。

現状、広告主がいる限りラジオといえども配慮が必要ですし、またラジオの親会社や系列の新聞メディアの方針や意見に合わせるため本音が言えないのがテレビ・新聞・ラジオ等のメディアです。

無料コンテンツの上に有料コンテンツを配置して2ステップ型の契約モデルにすれば、有料ユーザーは徐々に確保できるワケです。

かつて、堀江貴文さんはまぐまぐのメルマガ売り上げだけで年間1億を超えていたこともありますしインパクトは大きいですよね。

まとめ

  • Radikoを立ち上げた電通に対してラジオクラウドは博報堂メディアパートナーズ
  • 従来のラジオサービスに近いRadikoに対してPodcastサービスの発展がラジオクラウド
  • いずれも運用費と収益面で課題
  • ラジオコンテンツとの差別化できるかが課題

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