銀行がカードローン事業にしがみついた理由

   

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こんにちは管理人のmorunです。

過剰融資によって破産者の増加が問題視されている銀行カードローンについてです。

2006年の金融庁の指導以降、取締や上限金利の引き下げによって、利益性が落ちたことで銀行との提携。看板はメガバンクの銀行ブランド、裏は名を変えた消費者金融会社のまま。

顧客である我々から見ると銀行ブランドの安心感、清潔感があり、それまで暗かったローンのイメージが払拭されました。

ということで、銀行と消費者金融の金利や初めて融資を受けた場合の利子などを分析。そして銀行がカードローンへ注力していった背景について解説します。

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銀行と消費者金融の金利を比べてみる

■銀行カードローン金利(2017年4月19日現在)

銀行名 金利
三井住友銀行 年4.0~14.5%
みずほ銀行 年3.5~14.0%
UFJ銀行 年1.8~14.6%

■消費者金融カードローン金利(2017年4月19日現在)

消費者金融名 金利
アコム 年3.0~18.0%
アイフル 年4.5~18.0%
プロミス 年4.5~17.8%

下限金利で見ると銀行と消費者金融の金利差は三井住友銀行、みずほ銀行はアコムよりも高くなっています。

下限金利が適用されるには、300万ほどの融資を受けなければならず、いわば「見せ金利」となっているのです。

初めての借入平均額

資金需要者等の借入れに対する意識や行動に関する調査結果報告」によると、初回借入額の平均は15万円から20万円。

融資金額が少ないほど金利は高く、初回借入平均の15〜20万では年利10%を超える高金利で借りていることがわかります。

融資10万、6ヶ月の返済期間の場合の利子

■銀行カードローン返済総額と利子(2017年4月19日現在)

銀行名 返済総額 利子
三井住友銀行 104,268円 4,268円
みずほ銀行 104,731円 4,731円
UFJ銀行 104,298円 4,298円

■消費者金融 返済総額と利子(2017年4月19日現在)

消費者金融名 返済総額 利子
アコム 105,312円 5,312円
アイフル 105,312円 5,312円
プロミス 105,252円 5,252円

ご覧のように、銀行と消費者金融の名前のイメージほどの差はないように感じますね。

利用者目線では銀行ブランドの安心感が効果的だった

なぜ、銀行カードローンが多くの人に利用されているのかは「安心感」です。

この場合の安心感は無理な取り立てをしないことにつながります。

しかし、ユーザーへの融資保証は消費者金融会社。回収には保証会社が行うのです。

リスティング広告においては「みずほ銀行」が安心訴求を行っています。

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アコムにおいては系列銀行である「三菱UFJ銀行」、プロミスは「三井住友銀行」ブランド名を使っています。

銀行がカードローンビジネスに偏った理由

ということで、銀行ブランドを使っていたが、その実態は消費者金融のままだったのです。

最後に銀行の苦しい内情は利ざやと統合を見ることでわかります。

■貸出利鞘、預金・貸出スプレッドの推移(NTTデータより)

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■銀行統合の図(全国銀行協会より)

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バブル崩壊後から始まったデフレは利ざやは低下し続けていました。決して上がることのないデフレ環境化で、銀行の収益性は低下していたんですね。

この間、銀行統合を行いがら効率化を計りながら収益を維持させていた所に、消費者金融ビジネスが転がって来て現在の注力事業になっていったのです。

もちろん、ウェブマーケティングの活用も大きく後押ししていたと思います。

PCやスマホで審査から融資が可能となり、早ければ当日中にお金を借りることができるのです。もちろん来店しないままで融資を受けられるのは利用者拡大の一因と言えます。

金融庁は厳格化を進めていますが、借りる人は大きく変わらないのではないかなと思います。借りる人への返済への意識づけが健全化の条件じゃないでしょうか。

まとめ

  • 下がり続けた利ざやが銀行の利益性を下げていた
  • 銀行ブランドを活かして消費者金融事業ができた

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