ブロックチェーン×医療|健食市場の破壊と広告業界への影響

こんにちは、ブログ管理人のmorunです。
先ごろ、発表された医療サービスにおけるブロックチェーンの利用。
医療分野のブロックチェーン活用、約23兆円のコスト削減に
一瞬、このニュースを見た時、このサービスは病院側におけるデータの管理業務の効率化・セキュリティの堅牢化をイメージしたのではないでしょうか。
ですが、本サービスは顧客側、つまりエンドユーザーに非常にメリットのあるものです。
ということで、簡単にこのブロックチェーンを活用したサービスの内容を解説。さらに、横展開されそうな業種について考えます。
BowheadHealthのサービスとは
このBowheadHealth社のサイトで紹介されている概要は大きく分けて「測定」「診断」「処方」の3つになります。
ユーザーの血液や尿などを計測器で測定し、必要な診断を行います。診断結果から必要となるサプリメントを処方。
利用者は定期的に健康データを更新することで身体の変化を読みとり、最適な対策や改善を促すことができるのです。
処方後のケアも抜かりなく、リマインダーとして通知を行ってくれるのも特徴です。
そして何より、患者の個人データを自分で管理ができるのは大きいでしょう。
個人の医療情報を自ら医療機関や薬局に持ち込むことができます。これまで医療機関や薬局側に依存していたのがユーザー側で選ぶことができるためより良いサービスを選択できるのです。
つまり医療機関に縛られていたのが、ユーザー主導になるのですね。
打撃を受ける業界
健康食品業界は大きな市場縮小に追い込まれるのではないでしょうか。
理由は、これまでのような自己診断からデータに基づいた診断が行われるため、サプリで誤魔化していた人は医療機関へ流れていきます。
特に様々なサプリを渡り歩く、サプリジプシー層は健食市場においてお金を落としてくれるロイヤルユーザーになります。この上客を医療機関へ奪われるので純粋なマイナスになります。
ブロックチェーンの利用
セキュリティとユーザー情報の自己管理という点においては、やはり交通じゃないでしょうか。まさしくトラフィックを集約・データ化することで最適なルートや料金の選択肢が提示されます。
一般人のデータはもちろん、運輸系での宅配や運送はリアルタイムに最適解が表示されるのでメリットは大きいと考えられます。
広告業界が最も変わるのではないだろうか
ご覧のようにユーザーにメリットの多いブロックチェーン。ですが、ユーザー側で自己完結でベストな選択が得られる社会となれば広告の必要性がなくなります。
ユーザーデータから最適な商品が紹介されるので製品スペックが重要となり、メーカーには開発力が求められるようになります。
ユーザー視点で考えると、検索して比較記事に騙されたりするリスクが減るでしょうし、思い込みで商品を選ぶこともなくなります。